人手不足からみる時代の流れ

インフレの要因

世界的なインフレの要因は供給側の問題だという論調が多くなってきました。パンデミックにより労働参加率が下がり、人手不足に陥っているため、モノの供給減少、賃金上昇につながっているというのです。また50代での早期退職が多くなっているとも言われています。

主にアメリカの話しだと思いますが、感覚的には日本でも人手不足が起きている感じはありますよね。ただ、日本の場合は人手不足でも、残っている社員が従順に働くため賃金上昇につながっていないということかもしれません。業態にもよるでしょうが、割と人手が足りずに忙しいという状態が多いのではないでしょうか。

AI化への過渡期

コロナ前までは、我々の仕事は、AIに取って代わられるので仕事がなくなると言われていました。AI化は進むと思いますが、現状は過渡期なのでしょう。AI化するためにシステム化する仕事において、まだまだ人間の知見が必要とされているようです。

そうしたAI化に向けた過渡期の忙しさにコロナ禍による在宅勤務、休暇の増加が重なり人手不足となっているのでしょう。

早期退職の増加

これに輪を掛けて早期退職も増えていますよね。コロナ禍により、あらためて働き方を見つめなおしている人が多いと思います。いつ恐ろしい病にかかるかわからないことを痛感しました。在宅勤務が多くなったことで家族との時間を多くすることを考えている人も多いでしょう。まだまだ起業に踏み切る人は少ないですが、50代で早期退職して転職する人は周りでも増えています。

AI化は現状では過渡期ですが、本格的に仕事が減るのはこれからです。一方で、人生100年時代と言われているように長寿化が進みます。早めに早期退職して、次のステップに進む。未来を見ている人は早めに動いていますね。こうした流れはこれからも続きそうです。