100万人に1人の希少性

波乱万丈のキャリア

今日、後輩社員と雑談しているときに、元々どこの部署にいて今の部署に来たのかという話しになりました。私は、約10年務めた会社を辞めて、中途採用で当社に入社したこと、入社して1年後にリーマンショックがあり異動になったこと、しばらく本社部署に働いた後で社内公募でプライベートバンカーになったこと、また本社に戻って今に至ることを話しました。

本社部署と営業と両方の経験を積んでいる人は以外といないもので、しかも他業界から転職しているということに大変驚いた様子でした。波乱万丈の人生ですね、、、との感想。

器用貧乏

自分でも自覚があるのですが、たいていの仕事は無難にこなします。しかし、飽きっぽい性格なのか、ある程度経験を積むと意欲が減退してしまいます。なので、成果は突き抜けないですよね。突き抜けた実績があれば、その分野に特化したキャリアになっているはずです。ある時に、すごい信頼して仕事を任せてくれていた上司から言われた「お前は器用貧乏だからな」という一言が忘れられません。器用になんでもこなすので仕事が振りやすいのでしょう。

1万時間の取り組みで100人に1人の専門性

そんな感じで突き抜けない自分が嫌だったのですが、複数のキャリアが専門性の掛け算となり希少価値となることを知って勇気が湧いてきました。仕事として1万時間取り組むことで100人に1人の専門性が身につくと言われています。だいたい4年ぐらいその業務に取り組めば1万時間になるでしょう。

3つのキャリアがあるとすれば、100人に1人の専門性が3つで100×100×100で100万人に1人の専門性になります。この考え方は、リクルート出身の藤原和博さんの著書で説明されています。この藤原さんの考え方を堀江貴文さんや西野亮廣さんも紹介しています。大杉潤さんの著書では、この藤原さんの考え方による3つの専門性によってオンリーワンの存在となり、ライフワークにつながると述べられています。

私は、これまで複数のキャリアを経験しているものの、すぐに他のキャリアに移るということはなく、一つのキャリアを少なくとも4~5年は行っています。キャリアは5つぐらいに分かれており専門性も細分化するといろいろありますが、社会貢献できる3つの専門性に絞るとしたら何でしょうか。

キャリアにおいて身に付けた専門性を整理して社会貢献できる3つを浮かび上がらせようと思います。

なお、3つの専門性は分野が離れているほど希少性は高まります。