物価動向

今日の気になるニュースです。ライフシフト活動につながる気付きがありますように。

米国消費者物価指数(CPI)は下落

米国労働省は10日、7月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。前年同月比8.5%の上昇と前月の上昇率9.1%から下落しました。また、市場予想の8.7%も下回りました。

ガソリン価格の下落が寄与しているようです。1ガロン3.99ドルと5ヶ月ぶりに4ドルを下回っています。原油価格も90ドル台前半で落ち着いた動きです。

株式市場は上昇

これを受けてFRBの利上げペースが緩和するのではないかとの思惑から株式市場は上昇で反応しています。NYダウは27ドル高と小幅上昇。日経平均は700円超上昇しました。

FRBの利上げペースは?

しかし、物価上昇率は前月や市場予想より低かったものの依然として高い水準です。ミネアポリス連銀総裁からは「勝利宣言にはほど遠い」と利下げ転換に否定的なコメントも出ています。FRBの利上げペースに変化があるかは不透明です。

FRBもインフレ抑制を景気後退を避けながら軟着陸させる難しい闘いを続けています。まだまだ、インフレと景気後退が同時に生じるスタグフレーションとなるリスクは拭えませんので慎重に見ていく必要がありそうですね。