世界のREIT価格が下がっているとのことです。資金流出が加速し、この上半期で世界のREIT時価総額は19%減少。特に米国のオフィスは昨年末比29%下落とのこと。
REITは不動産投資信託のことで主にオフィスや物流施設、ホテルなどの商業用不動産への投資しているものが多いです(中には居住用もありますが)。居住用賃貸不動産投資とは若干異なるのですが、不動産投資マネーの動きがある程度わかります。
米国REITの下落はオフィス賃料の下落が主因と考えられますので、やはり景気後退の兆しでしょうか。
また、REITの資金源は投資家からの投資資金とともに融資資金によるところも大きいため、金利上昇に弱い面があります。米国REITの下落は米金利上昇の影響も大きいと思われます。
日本は金利もゼロ近辺に張り付いたままですし、東証REIT指数はこの上半期で約3%しか下落していません。
ただ、今後はこうした世界の投資マネー縮小の影響を受けるかもしれませんね。賃貸不動産市場の動きにも影響があるかもしれませんので要チェックです。