父の誕生日に少しだけ親孝行した話

父の81歳の誕生会

昨日の日曜日は実家に帰って父の誕生日祝いをしました。

弟家族も集まって久しぶりに大人数での家族団らんとなりました。

いつも、家族で集まるときはランチに実家近くのピザ屋に行くのが定番です。

コロナ禍の間、こうして大人数で集まることもできなかったので、こうしてピザ屋にランチに行くのは3年ぶりぐらいです。

父はもう80歳を超えるのですが、だいぶ耳が遠くなっており、会話はゆっくり大きい声で話さないと伝わりません。何度も聞き返すこともあります。

一人で歩くことはできるのですが、やはりこのコロナ禍で少し足腰が弱ったようです。

やや足元がふらつき、歩くペースがゆっくりになりました。

さすがに80歳を超えて、だいぶ年取ったかなと感じざるを得ませんでした。

会話することが良い刺激に

普段は母と二人暮らしなので、母以外の人と話す機会は少ないようです。

最初は会話をしても何度も聞き返したり、話したことが伝わらなかったりしたためだいぶ心配しました。

ところが、こうして息子たちや孫たちと話しをするのがとても刺激になったようです。

みんなと会話していくことで、脳が活性化されたのでしょうか。気のせいか、午後にはだいぶしっかりとしてきたように感じました。

ときどき、こうやって話しをしてあげることが大事ですね。話しを聞いてあげて、母以外の人と話すだけでも全然違うのだろうと思います。

人に教えることで更に元気に

午後からは中学生の甥っ子が麻雀を習いたいと言い出しました。私の長男は大学生ですが、今どきの大学生は麻雀をしないようでルールがわからないみたいです。長男も教わりたいと興味を示しました。

大学生と中学生の男の子に麻雀ルールを1から教えました。

何でもそうですが、何も知らない人に1から教えるのは意外と難しいですよね。

自分がきちんと理解した上で、わかりやすく噛み砕いて教える必要があります。

そんなこんなで教えることに苦労していると、横から父がやってきて教え始めました。

昔のことはよく覚えているようで、若い頃によくやっていた麻雀のことはすらすらと出てきます。

昭和の人ですから、わかりやすくとか関係なしにバンバン応用編の話しまでし始めます。

それでも、かえってその方が理解が進んだようなところもありました。基本理論は大事ですが実践しながら覚えていくことも重要ですよね。

教えている中で、午前中は大丈夫かなと心配するほどだった父が活き活きとしてきました。

教えることで頭が活性化されたのか、心なしか元気が出てきたように見えました。

元気が出ると心も穏やかになるのでしょうね。家に帰ったら珍しくLINEが入っていました。

「今日はありがとう。とても幸せです」とのことでした。

これからもたまには顔を出して話を聞いてあげようと思います。