NHK朝ドラを見て家族愛やふるさと愛を考える

ライフシフト活動につながる情報共有です。

批判を浴びながらも「ちむどんどん」が最終回

NHK朝ドラ「ちむどんどん」が先週末で最終回を迎えました。SNS上では、批判的なコメントも多く、ちむどんどん反省会なる言葉も流行りましたが、個人的には最後は上手くまとめてきたのではないかと感じています。

私は、主人公が自分の好きなことをライフワークにして、苦労しながらも活躍していく話を当初は期待していました。そのため、どうしても苦労して成長していく過程が丁寧に描かれていないような気がしてモヤモヤが募っていきました。

また、恋愛や結婚などのプライベートのエピソードも共感できるものではありませんでした。SNS上では、周りの登場人物たちのエピソードが緻密でなく、やや雑な設定との印象を受けてしまうことに対して感情移入できないとのコメントが多かったと思います。

ところが、東京で出店した店が上手くいかず、一旦はやむなく休業するあたりから、主人公が苦労して成長していく様子が描かれていて面白くなってきました。同僚の料理人がまた苦労人で、挫折から立ち直って人生をやり直していくところは涙なしには見られませんでした。

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人生の晩年は家族や地域の人たちが支えてくれる

犯罪まがいのことばかりしていて家族に迷惑をかけ続け、ネット上で批判が集中していた「にいに」こと主人公の兄も最後は養豚場でこつこつと働くようになり立派に成長しました。

最終週では、主人公が地元の沖縄に戻って、飲食店を開きます。地元では、家族や近所の人たちがみんな手伝ってサポートします。病弱だった妹も若くして亡くなった父が海から見守ってくれていて、長生きしたようです。最後は現代のシーンで終わるのですが、みんな孫が何人もいて、大家族になっています。

最終週を見て、メインテーマは家族愛とふるさと愛の話しだったのだと思いました。大好きな料理をライフワークにして起業して生きてきた主人公が、人生の晩年では、家族や地域の人たちに支えながら生きていく。

私たちもサラリーマンライフからライフシフトしていくと家族や地域の人たちとのつながりが大事になると思います。会社から離れて孤独を感じないように、家族や地域での人間関係構築も重要であるとあらためて感じました。