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「ちむどんどん」の主人公が成長している
また、NHK朝ドラ「ちむどんどん」の話です。主人公が独立するも上手くいかずに、厳しい状況で鍛えられ、成長していることは昨日書いた通りです。その成長が、大いに感じられるエピソードが先週の放送でありました。
主人公は、銀行に返済する現金をお店に忘れてきてしまいます。大事な現金をお店に置いてきてしまうところは経営者失格なのですが、お店に取りに帰った後の言動が素晴らしいものでした。
お店に戻っても、現金を置いておいた場所にありません。主人公と一緒にお店に戻った幼なじみは、料理人が過去にイタリアンレストランの土地の権利証を盗難してサラ金に売ってしまった過去があるので真っ先に料理人を疑います。もともと、この幼なじみと料理人は仲が悪かったこともあり、「あいつが盗んだに違いない」と大きな声で言います。
ところが、主人公はこう言います。「料理人のことを信じている。そんなことをするわけがない。お金よりも何よりも一緒に働く料理人が大事だ」と言うのです。
そのタイミングで料理人が帰ってきます。「すべて聞いていた。現金が置きっぱなしは不用心なので机の中にしまっておいた」とのことでした。机の中を見ると本当に現金がそのまま入っていました。
この騒動のあとで主人公は、追加融資を断られてしまい給料が遅配することを料理人に告げます。謝罪したうえで、料理人が「もう別のところに行くことになってもやむを得ない」と話します。ところが、さっきの主人公が料理人を信頼する言葉を外で聞いていた料理人は、「絶対辞めない。あとで必ず給料を払え」と言って一緒に店舗再開後の戦略を練るのでした。
チーム内の信頼関係構築が重要
チームで活動する場合、チーム内の信頼関係はビジネスの成否に大きく関わります。個人ビジネスを行う場合でも、税理士や銀行、取引先等とチームを組んで行うこともあるはずです。あるいは奥さまや家族、ビジネスパートナーと一緒に取り組むこともあるでしょう。その場合に互いを尊重して信頼関係を築くことがとても重要です。
一人の力よりもチームで複数の知恵を絞った方がビジネスの加速スピードが速いことは言うまでもありません。
そんなことを朝ドラの主人公から、あらためて教えられました。