先日はGoogle Pixel Watchを使ってできることとして睡眠管理機能をご紹介しました。
今日はその他の健康管理機能をご紹介したいと思います。
睡眠管理も含めたこれらの健康管理機能で把握した健康状態をウェルネスレポートとして受け取ることができます。
8つの健康管理機能
心拍数や睡眠データからストレスや疲労度、運動量等を把握して記録することができます。
また、体重や水分摂取量を簡単に記録することができますので、目標との乖離や時系列推移を確認することができます。
健康管理機機能としてできることは以下の8つです。
- ストレスサインの把握
- マインドフルネスの実施管理
- エナジースコアによる疲労度把握
- エクササイズ管理
- 心拍数のデータ化
- 時間ごとのアクティビティ確認
- 体重管理
- 水分摂取量管理
➊ストレスサインの把握
ストレスのサインをスコアで表示します。
スコアの構成要素は「反応性」「活動」「睡眠パターン」です。
「反応性」は、ストレス反応として現れる身体的サインを捉えます。これは心拍数の変動から測定されます。睡眠中の心拍変動が高かったり、安静時の心拍数が上昇していたりするとストレスが高いと判断してスコアが低くなります。
「活動」は、アクティビティが少なすぎず、多すぎもしないかを確認します。アクティビティが少ないとストレスに過敏に反応するようになってしまいます。一方で、アクティビティが多いと疲労をストレスと感じます。歩数やアクティビティ量を確認します。
「睡眠パターン」は、睡眠の質がストレスに与える影響をスコア化しています。質の悪い睡眠は、ストレスへの対処力を落とします。睡眠量、睡眠が乱れていないか、睡眠ステージ(レム睡眠、深い睡眠)のバランスを確認します。
この1週間、使ってみて、会社でずっと座ってデスクワークしていた日はスコアが低くなり、在宅ワークでリラックスしていた日に高いスコアとなっていました。
➋マインドフルネスの実施管理
心を落ち着かせる音声がいくつか用意されており、数分間の瞑想(メディテーション)ができるようになっています。そして、瞑想した時間が記録されます。
また、こうしたマインドフルネスに取り組む目標日数を設定して、目標通り取り組んでいるかどうかをチェックできます。
睡眠スコアやストレスマネジメントのスコアが低い場合には、マインドフルネスに積極的に取り組むことで改善が図れます。
➌エナジースコアによる疲労度把握
エナジースコアは、その日の運動に対する体の準備の度合いを示すものです。スコアが高いとハードなエクササイズに挑戦する準備ができていることを示し、低い場合は回復に努めた方が良いことを表します。
スコアの構成要素は「アクティビティ」「最近の睡眠」「心拍変動」です。
「アクティビティ」は、心拍数から運動量を把握し、過去数週間の数週間の心拍データに対してここ数日の運動による疲労度を測ります。
「最近の睡眠」は、1週間単位での睡眠の総量を確認します。一晩だけ高い質の睡眠が取れたとしても一週間単位での睡眠が不足しているとスコアが低くなります。
「心拍変動」は、睡眠中の心拍間隔の変動を見ます。心拍変動が高いと休息と激しい運動を素早く切り替えられる状態にありフィットネスの向上につながります。心拍変動が低い場合には、身体的、精神的にストレスがあることを示唆しており、回復を優先した方が良い状態です。
➍エクササイズ管理
ウォーキングやワークアウトのエクササイズを捉えてデータ化します。
エクササイズに取り組んだ時間の内、脂肪燃焼ゾーンに入った時間と有酸素運動ゾーンに入った時間を計測します。また、消費したカロリーを表示します。
1週間の内、エクササイズに取り組む日数目標を設定して、取り組んだ日が少なくなっていないかどうかをチェックできます。
➎心拍数のデータ化
安静時の心拍数を記録化します。
また、エクササイズの間の心拍数ゾーンを把握し、やりすぎていないかまたは不足していないかを確認できます。
❻時間ごとのアクティビティ確認
アクティブに活動している時間とじっとしている時間とを把握します。
1時間に250歩以上歩いた時間がどれだけあるかが表示され、じっとしすぎていないかどうかをチェックできます。
❼体重管理
日々の体重、体脂肪を記録できます。
簡単に入力でき、入力したデータがグラフ化され推移が一目瞭然になります。
目標体重を設定することができ、乖離が表示されます。
❽水分摂取量管理
摂取した水分を記録することができます。
グラス1杯やペットボトル1本といった単位で画面をタップするだけで簡単に記録できます。
目標とする水分摂取量を設定して、その時点での不足分を確認できます。
まとめ
ストレスや疲労度をスコアとして把握できることはわかりやすくて良いですね。スコアが低い場合にはマインドフルネスを実施して改善を図ることができます。
また、エクササイズやアクティビティの量を把握して、適度な運動が行われているかどうかをチェックすることができます。
体重や水分摂取は自分で記録することが必要ですが、入力は簡単です。データ化することで、目標との乖離や推移を把握することができます。
こうした管理を行うことで、健康状態をより良い状態に保つために日々意識して生活するようになりますね。継続して取り組んでい行きます。