覚悟を決める

北条義時の覚悟

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ご覧になられていますか?三谷幸喜脚本だけあって本当に面白いですね。

私たちは歴史の教科書の中で源頼朝の妻に北条政子がなり、頼朝の死後、政子の父の時政が執権となり北条家が実権を握るとしか教わりませんでした。

しかし、このドラマを見ているとただ単に一族から将軍の妻を出したというだけでなく、時政の息子の義時の相当の覚悟があって北条家が実権を握ったことが伝わってきます。主演の小栗旬さんの迫真の演技で、義時がさまざまな経験を積む中で少しずつ覚悟を固めていったことが伝わってきます。義時のこの覚悟がなければ、実権は比企家が握っていたかもしれません。

やはり、歴史を動かすのは人の覚悟だということがよくわかります。

ファミリーライフへのシフトの覚悟

歴史を動かすほどの大袈裟なことではありませんが、私の人生の中で大きな覚悟をしました。前にも書きましたが、手術で2か月間の療養をする中で、人生の時間は有限であることをあらためて意識しました。そして限られた残りの時間はサラリーマンとしてではなく家族との時間を大切にして自分らしく生きるファミリーライフへとシフトしていくことを決意したのです。

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自宅を売却する覚悟

覚悟は決めたもののなかなか行動に移せずにあせりだけがつのっていきました。不動産賃貸ビジネスを始めるにはどうすべきかを本を読んだり、セミナーに参加したりして知識を習得しますが、行動には進みません。まずは、自己資金を一定程度作ることから始めないとスタート地点にも立てないと思いました。

そこで、前回にも書きましたが、自宅と車を売却することにしました。売却するには妻の了解を得る必要があります。妻にどう説明しようかと悩んでいましたが、思い切って妻に話してみたらあっさりと了解してくれました。それどころか動くならすぐ動いた方が良いと言って、その日のうちに売却相談と転居先の賃貸住宅探しのため不動産仲介業者にアポを取りました。

おそらく自宅療養中に勉強している姿を見て、私のライフシフトへの覚悟が伝わったのだと思います。本気でやるなら一緒に行動しようと言ってくれました。

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サラリーマンライフから脱却する覚悟

そうして自己資金を作ることに成功し、最初のアパートを購入することができました。しかし、すぐにサラリーマンを辞めることができるほど甘くありません。1棟アパートを購入したぐらいでは、月のキャッシュフローはサラリーマンの月収の5分の1程度です。しばらくサラリーマンと副業と両立していかなければなりません。

ここでも必要なのは覚悟です。それは、なるべく早くサラリーマンライフは脱却するという覚悟です。つい、毎日8時間以上会社に拘束されていると、頭の中も会社マインドになってしまいます。それが何年か続くと、ライフシフトへの覚悟が薄れてきてしまいます。そうならないようにサラリーマンの仕事は割り切って残業をしないようにする必要があります。上司から怒られようが、評価が低くなろうが気にしない覚悟が必要です。

何事も覚悟を決めることが大事という話でした。