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面白おかしく読めるビジネス書
今日は、限られた時間を大事に生きることを考えさせてくれる本の紹介です。
水野敬也著『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」(2020年、文響社)です。毎回、ガネーシャやシャカといった登場人物のやり取りが面白くあっという間に読み切ってしまいます。その中でも、ビジネスに通じるヒントや名言が散りばめられており、私も大好きなシリーズです。妻もガネーシャが大好きで、家の神棚にはガネーシャ像が飾られています。
そんな名作ばかりのこのシリーズですが、特に感動し、考えさせられたのがこの第4巻です。
死に際に後悔すること
主人公は不治の病で余命3か月を宣告されます。そんな時に死神が人間が死に際に後悔する内容を10挙げます。
- 本当にやりたいことをやらなかったこと
- 健康を大切にしなかったこと
- 仕事ばかりしていたこと
- 会いたい人に会いに行かなかったこと
- 学ぶべきことを学ばなかったこと
- 人を許さなかったこと
- 人の意見に耳を貸さなかったこと
- 人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
- 死の準備をしておかなかったこと
- 生きた証を残さなかったこと
死が近づいている主人公が感じた後悔と一緒なのです。こうしたことを後悔しないように意識しておきたいと感じさせてくれます。
大きな夢に向かう一歩を今日踏み出す
ガネーシャは主人公にいくつかの課題を出します。
「大きな夢に向かう一歩を今日踏み出す」という課題に対して、主人公はブログを書き始めます。ここでブログを書き始めて継続していくことで彼の周囲に大きな変化を生み出すようになるのです。
それから、「死ぬまでにやりたいことをリストアップ」させます。主人公は20個リストアップして実行していきます。そうしてやりたいことを実行することで、これまでやらずに生きてきたことを後悔する気持ちが湧いてきます。そして、その後悔の気持ちをブログに書くことで後世にこの思いを伝えようとするのです。
最後に驚きの結末が待っていますが、ネタばれになるのでここまでにします。後悔しない人生を送るためにやりたいことをやることを強く意識させられる一冊です。