金融引き締め加速

今日の気になるニュースです。ライフシフトにつながる気付きがありますように。

9月から量的引き締めペースが加速

米連邦準備制度理事会(FRB)は9月から量的引き締め(QT)のペースを8月までの2倍とし引き締めペースを加速します。

利下げ→量的緩和(QE)→量的緩和縮小(テーパリング)→量的緩和縮小終了→量的緩和終了後も一定期間バランスシートを維持→利上げ→量的引き締め(QT)と段階を経て金融緩和から金融引き締めへと動いてきました。

QTは5月に実施が決定され6月から償還を迎えた国債やMBS(住宅ローン担保証券)の再投資をしない形でFRBはバランスシートの圧縮を始めました。当初の3ヶ月は圧縮の上限を月475億ドルとし、この9月からは上限を950億ドルに引き上げるので圧縮ペースが2倍になるのです。

リスク資産の値動きに要注意

そもそも量的緩和は大量の有価証券をFRBが吸い上げることで市場に資金を供給し市場金利を低く抑え込む目的で行われます。量的引き締めはその吸い上げる額を圧縮するという話ですから市場に供給される資金が減ることになるわけです。

コロナショック以降の株高はこうした市場に大量に供給された資金が株式投資に回ることで成立していた面があります。また、余った資金はより価格変動リスクの高い小規模の成長株や仮想通貨に回っていたわけです。

量的引き締めが市場で意識されてから株価が下がり始めましたが、特に成長株や仮想通貨の下げ幅は大きいものでした。実際に資金の圧縮はこれから大きくなりますから、こうしたリスク資産への投資に回る余剰資金が一段と少なくなるのはこれからです。

まだまだ市場の動きを注意深く見る必要がありそうです。