金融リテラシー教育

気になるニュースです。ライフシフト活動の気づきがありますように。

金融教育を国家戦略に

金融庁は新しい資本主義実現会議で金融教育を国家戦略とすることを提言すると報じられました。

これ古くて新しい話ですよね。日本は米国に比べて金融教育を受ける機会が少なく、投資に関する知識を多くの人が持っていないために貯蓄から投資が進まないというのです。もう20年以上前から言われているような気がします。

今年の4月からは高校の家庭科の授業で金融教育が必修になりました。大手証券会社が地方自治体と連携して高校に講師を送り込んでいるようです。

若年時からこうした金融の知識をつけることはとても良いことだと思います。でも、講師が証券会社や金融機関側の人だとすると、教えられることは無難な教科書的なことに限られてくるような気がします。自分たちの手数料が高すぎるとか、自分たちを信じすぎないようにというようなことは教えるはずがありません。

本当に必要なのは金融機関側の改革

本当に知らなければいけないのは、商品によっては金融機関の手数料が高いことや金融機関の担当者もリテラシーが高くないことなどです。これは金融機関側の人では教えられませんよね。

金融庁も買い手だけでなく、売り手の金融リテラシー向上も今回の提言には盛り込むようです。

金融教育も大事ですが、金融機関のビジネスモデル改革の方がより重要だと思います。