2023年6月23日(金)にテレビ東京で放送された『ガイアの夜明け』がむちゃくちゃ面白かったです。
テーマは「”空き家”を眠らせるな!〜驚きの活用法〜」でした。
私も参加している一般社団法人全国古家再生推進協議会の空き家再生ツアーも紹介されていました。
他のコーナーも大変勉強になり、今後の自分の不動産ビジネスにおいて参考になる内容でした。
妻と一緒に見たのですが、再生好きの妻の創作意欲が刺激されたようで、次の投資に向けて、夫婦で話し合う切っ掛けにもなりました。
ご覧になっていない方向けに、簡単に概要をまとめてシェアします。
刺激や気付きになることがあれば幸いです。
官民一体の空き家再生ビジネス
まず、紹介されていたのは、空き家を再生して、賃貸物件に仕立て上げるビジネスでした。
面白いのは、官民一体でタッグを組んで取り組んでいる点です。
事例として、世田谷区と空き家再生ソリューションを提供する民間会社とのビジネス連携が、紹介されていました。
世田谷区は、日本でも空き家数が上位とのこと。
空き家を所有して困っている人が、区に相談し、それを民間の会社に連携して、協働でソリューションを検討するというものです。
世田谷区なら立地は良いので、上手く再生できれば、賃貸ニーズはありそうですよね。
民間の空き家再生会社が、提携する遺品整理や残置物整理の業者さんや、リフォーム業者さんと連携して、再生プランを作成。
賃貸物件として見事に再生し、放置していた空き家に、家賃収入が入るようになりました。
再生するための総費用の内、6%が空き家再生ソリューションの手数料になるとのことです。
自治体と連携してニーズを集め、リフォーム業者さんなどの専門家と連携して、再生プランを提供するビジネスに、今後の将来性を感じました。
空き家再生ツアー
続いて、私も参加している一般社団法人全国古家再生推進協議会が主催する空き家再生ツアーが紹介されました。
私のようなサラリーマンや主婦の不動産投資家が参加しています。
空き家となっている物件を、協会が投資家に紹介し、同時にリフォームを担う工務店が間取りなどの再生案を提供するというものです。
ツアーで気に入った物件があれば、投資家は買付希望を出せます。
複数の投資家から買付希望があった場合には、くじ引きとなるところが面白いですね。
協会の大熊会長が、インタビューの中で、空き家再生は「四方良し」のビジネスだとお話しされています。
すなわち、「入居者」「投資家」「工務店」そして最後に「地域の皆さん」の四方にとって良いということです。
空き家が再生されると、地域の環境や治安が良くなり、社会にも貢献するというところが、非常に重要なポイントだ感じました。
今回は、埼玉や八王子でのツアーとともに、金沢や富山といった地方のツアーも紹介されていました。
地方の物件は、古民家といった感じで、とても個性的で魅力的でした。
古い日本家屋の特徴が残っていって、天井が丸みを帯びている物件など、なかなか見られないような物件が紹介されていました。
それでいて、おそらく駅近なんだと思いますが、家賃も関東とそれほど変わらない水準が想定されていました。
一緒に見ていた妻と地方の物件もなかなか面白そうだという話をしました。
「無印良品」が平屋を再生
最後に紹介されていたのは、あの生活雑貨の「無印良品」を展開する良品計画が空き家リノベーションに乗り出しているという話でした。
北海道で教員用の住宅だった平屋が、空き家となっているというのです。
これを「無印良品」のセンスでお洒落にリノベーションするという話が、紹介されていました。
最終的には、エアビーアンドビーと連携して、民泊として活用するようです。
この平屋のリノベーションに、妻がものすごく反応していました。
妻は、もともと広い敷地の平屋に住みたいというようなことを言っていました。
やはり、ワンフロアで生活が完結し、便利であることと、平屋の持つ雰囲気がとても好きだということです。
「無印良品」ほどではないにしろ、個性を出してお洒落にリノベーションすれば面白そうだという話をしました。
まとめ
自分たちの周りでも、戸建に住んでいるのは高齢者の方が多く、これから空き家はどんどん増えていくのだろうと想像します。
こうした日本の持つ課題を解決して、社会貢献することをビジネスにできれば良いと思います。
今後の自分たちのビジネスのヒントになるような気付きもとても多く、大変ためになる番組でした。